オゾン(Ozone)はギリシャ語でOzein「臭う」という意味が語源で、実際わずかに「青臭い」においがします。 

また、地球に到達した紫外線や雷の放電によりオゾンは発生し、自然環境にも存在している物質で、地上25km上空にある

成層圏でオゾン層を形成しています。オゾン層は有害な紫外線を吸収して、地上に有害な紫外線の到達を防止しています。

もしオゾン層が無かったら地球上に動物はおろか菌1個も生存できないと言われています。

 一方、地上では海岸や滝、森林地帯では微量のオゾンが存在している場所もあります。オゾンは酸素原子Oが3個くっついた分子Oで、空気中にある酸素は酸素原子Oが2個のOですから、オゾンは1個酸素原子が多い酸素の仲間(酸素の同位体)です。

オゾンOは非常に不安定な物質で、次第に分解して酸素Oに戻ります。このとき余った酸素原子Oが強い酸化力を持っています。

この酸化力によって、臭気分子を無臭分子に化学分解します。